目次
健康寿命とは
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を指します。2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した概念で、「平均寿命」とは異なる指標です。
健康寿命の概要
- 定義:厚生労働省は、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義しています。
- 平均寿命との差:平均寿命との差は、日常生活に制限のある期間を意味します。2019年時点では、男性が約8.73年、女性が約12.06年でした。
- 重要性:平均寿命と健康寿命の差が拡大すると、医療費や介護費の増加につながるため、個人のQOL(生活の質)向上だけでなく、社会保障負担の軽減にもつながります。
平均寿命と健康寿命の差は、「健康ではない状態で生活する期間」、つまり介護や病気などで制限のある生活を送る期間にあたります。この期間をいかに短くするかが重要とされています。
健康寿命を伸ばすのに有効な運動
- 有酸素運動
- 筋力トレーニング
- ストレッチ
- バランス運動
有酸素運動
心肺機能を高め、血行を改善し、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病を予防します。 (1日20分程度)
- ウォーキング: 1日30分程度のウォーキングでも死亡リスクの低下につながります。歩く速度が速い人ほど健康寿命が長いという調査結果もあります。
- 水泳・水中ウォーキング: 膝や腰への負担が少なく、全身をバランス良く鍛えられます。
- サイクリング: 脚の筋肉を鍛えながら、心肺機能も向上させます。
筋力トレーニング
加齢に伴う筋肉の減少(サルコペニア)や、それに伴う虚弱(フレイル)の予防に効果的です。転倒防止にも役立ちます。 (週2回程度)
- スクワット: 足腰の筋肉を鍛える基本的なトレーニングです。椅子につかまりながら行うなど、無理のない範囲で始めましょう。
- レッグレイズ: 床に寝転がり、足を上げ下げすることで腹筋や脚の筋肉を鍛えます。
- かかと上げ運動: 椅子につかまり、かかとを上げ下げすることでふくらはぎの筋肉を鍛えます。
ストレッチ
関節の可動域を広げ、体の柔軟性を保つことで、怪我の予防や転倒リスクの軽減につながります。
- 簡単な体操: 首、肩、腕、足首などをゆっくりと回す体操。
- 開脚ストレッチ: 足を開き、ゆっくりと上体を前に倒します。
バランス運動
加齢によって衰えがちなバランス能力を維持・向上させることで、転倒の予防に役立ちます。
- 片足立ち: 壁や椅子につかまりながら、片足で立ちます。慣れてきたら徐々に手を放してみましょう。
- 太極拳: 姿勢を安定させる能力を高めるのに適しています。
- 爪先立ち:ふくらはぎの筋肉を鍛え、血流を促します。
運動習慣のポイント
- 座る時間を減らす: 長時間座りっぱなしにならないよう、こまめに立ち上がって体を動かすだけでも、死亡リスクの低下につながります。
- 無理のない範囲で継続する: 高齢になってから運動を始めても十分な効果が期待できます。大切なのは、楽しく続けられる運動を見つけることです。
- 気分転換とストレス解消: 運動は身体的な健康だけでなく、心の健康を保つことにもつながります。
健康寿命を伸ばすための食事
バランスの取れた食事
- 主食・主菜・副菜の組み合わせ
- 主食(ご飯、パンなど): エネルギー源となります。
- 主菜(肉、魚、卵、大豆製品など): 筋肉を作るタンパク質源となります。
- 副菜(野菜、きのこ、海藻など): ビタミン、ミネラル、食物繊維を補います。
- ポイント: 1日3食、これらの組み合わせを意識することで、栄養バランスが整いやすくなります。
積極的に摂りたい栄養素と食材
- タンパク質
- 役割: 筋肉の減少(サルコペニア)を防ぎ、活動的な生活を維持するために重要です。
- 食材: 肉、魚、卵、大豆製品(豆腐、納豆など)、乳製品を毎日摂取しましょう。
- 抗酸化作用のある栄養素
- 役割: 細胞の老化やダメージを防ぐ効果が期待できます。
- 食材: 緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリーなど)や果物、緑茶に豊富に含まれています。
- 魚
- 役割: 魚に多く含まれる不飽和脂肪酸は、心血管系の健康に良い影響を与えます。
- ポイント: 1週間に2回程度、魚を食べるのが目安とされています。
- 食物繊維
- 役割: 腸内環境を整えることで、免疫力の向上にもつながります。
- 食材: 野菜、きのこ類、海藻類、果物などに多く含まれています。
注意すべきこと
- 減塩
- 理由: 高血圧の原因となる塩分の摂りすぎに注意が必要です。
- 工夫: 香辛料や香味野菜、柑橘類などを活用して味付けを工夫し、加工食品や漬物などを控えめにしましょう。麺類の汁は残すことも有効です。
- 規則正しい食事
- 理由: 1日3食、ほぼ決まった時間に食事をすることで、生活リズムが整い、健康維持につながります。
- 口の健康(オーラルフレイル対策)
- 役割: 口の機能が衰えると、食事がうまくできなくなり、栄養状態が悪化する恐れがあります。
- 対策: 定期的な歯科検診や、よく噛んで食べることを心がけましょう。
高齢になってからでも、食生活を改善すれば健康寿命を延ばす効果が期待できます。無理のない範囲で、楽しみながら食習慣を見直すことが大切です。
その他
- 十分な睡眠: 7〜8時間の良質な睡眠を確保することは、生活習慣病のリスクを減らすことにつながります。
- 禁煙・節酒: 喫煙は健康に悪影響を与えるため控え、飲酒は適量を守ることが重要です。
- 定期的な健康診断: 病気の予防や早期発見のため、健康診断やがん検診を定期的に受診しましょう。
パーソナルジム&マシンピラティスEVFORTでは
藤沢唯一通い放題プランのあるパーソナルジム&マシンピラティスEVFORT藤沢では50代以上のお客様が他のパーソナルジムに比べても非常に多いのが特徴です!
選ばれる理由といたしましては以下三つの特徴がございます。
- パーソナルトレーニングとマシンピラティス、整体が1箇所で完結するため、色々な場所に通う手間を省き効率よく運動習慣を獲得できます。
- 完全継続型パーソナルジムとして月額制を採用しているため業界最安値でお財布にも優しく継続できます。
- トレーナーが全員全米協会認定パーソナルトレーナーのため初心者やご高齢の方でも安心して通うことができます。
藤沢駅周辺でパーソナルジム、マシンピラティススタジオをお探しの方は是非一度無料体験へお越しくださいませ!

